歌集の作り方|短歌の選び方・並べ方・余白と本文配置
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この記事の答え
歌集は、一首ずつの選歌と、一冊を通した歌順の両方で作ります。一ページの首数と余白は、見開きで試して決めます。
- 収録候補を一覧にし、同じ場面を同じ角度で詠んだ歌は一首に絞る。時間をおいて同じものを詠んだ歌は、変化を見せる組として残す
- 時系列・主題・感情の変化など、歌順の案を二つ以上作って比べる。短歌は季語が必須ではないので、季節の語がない歌の位置は自分で決める
- 一ページ一首はどの歌も独立して読ませ、数首を並べると前後の歌が響き合う。首数で本の厚さも変わるので、実寸の試し刷りで選ぶ
目次
短歌がノートや投稿の記録にたまってくると、一冊の歌集にまとめたくなります。けれど、作った歌を日付順に全部並べただけでは、似た歌が続いたり、一冊を通して何を詠んだ本なのかがぼやけたりします。この記事では、架空の書き手の十二首を使って、選歌、歌順の三つの案、一ページに置く首数と余白、表記と初出、試し刷りまでを順に示します。読み終えたら、自分の歌で同じ一覧を作り、歌集の構成とページの配置を決められます。
歌集の相手と、一冊の主題を一行で決める
選歌の前に、この歌集を誰に渡し、一冊で何を残したいかを一行で書きます。この一行が、どの歌を入れ、どの歌を外すかの基準になります。
| 歌集の相手 | 選歌で変わること | 紙面で変わること |
|---|---|---|
| 短歌の仲間(結社・歌会・投稿仲間) | 作品としての強さで選び、似た歌を絞る | 一ページに数首を置き、一冊の流れで読ませる形が合う |
| 家族や友人 | 共通の記憶に触れる歌を多めにできる | 一首ずつの余白を広く取り、文字を大きめにする |
| 自分の記録 | 出来より、時期を残すことを優先できる | 制作年や初出を添える |
作例:架空の書き手の企画メモ
この記事のために作った架空の書き手で進めます。図書館で働く書き手が、この一年に作った短歌を小さな歌集にしようとしています。
作例企画メモ(架空)
作った歌:この一年の十二首(歌会に出した歌、新聞歌壇に送った歌、未発表を含む)
渡す相手:歌会の仲間、家族
部数:20部
一冊の一行:図書館の一年の中に、母がいなくなった季節を、言いすぎずに置く
仮の題:返却口
候補の歌を一覧にして、選歌する
候補の歌を全部書き出し、一首ずつ「入れる・入れない」と理由を決めます。読みと音数は、選歌の前に確かめておきます。
候補の十二首
作例・短歌①返却ポスト
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 返却の | へんきゃくの | 5音 |
| ポストの底に | ぽすとのそこに | 7音 |
| 春の雨 | はるのあめ | 5音 |
| しみた絵本が | しみたえほんが | 7音 |
| 一冊ねむる | いっさつねむる | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌②窓際の席(春)
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 窓際の | まどぎわの | 5音 |
| 席に毎朝 | せきにまいあさ | 7音 |
| 同じ背が | おなじせが | 5音 |
| 新聞を読む | しんぶんをよむ | 7音 |
| 音だけ立てて | おとだけたてて | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌③恐竜の本
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 夏休み | なつやすみ | 5音 |
| 「恐竜の本 | きょうりゅうのほん | 7音 |
| ぜんぶ」って | ぜんぶって | 5音 |
| カウンターより | かうんたーより | 7音 |
| 低い背丈で | ひくいせたけで | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌④閉館
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 閉館の | へいかんの | 5音 |
| 音楽止めて | おんがくとめて | 7音 |
| 書架の奥 | しょかのおく | 5音 |
| 歩けば紙の | あるけばかみの | 7音 |
| 匂いが冷える | においがひえる | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑤督促
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 督促の | とくそくの | 5音 |
| はがきを三度 | はがきをさんど | 7音 |
| 出した本 | だしたほん | 5音 |
| 戻ると中に | もどるとなかに | 7音 |
| 銀杏の一葉 | いちょうのひとは | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑥取り置き
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 母の名で | ははのなで | 5音 |
| 予約のあった | よやくのあった | 7音 |
| 料理本 | りょうりぼん | 5音 |
| 取り置き棚に | とりおきだなに | 7音 |
| 三日残って | みっかのこって | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑦雪の日
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 雪の日の | ゆきのひの | 5音 |
| 返却口は | へんきゃくぐちは | 7音 |
| 空のまま | からのまま | 5音 |
| 鍵をまわして | かぎをまわして | 7音 |
| 指をあたため | ゆびをあたため | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑧貸出カード
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 母の字の | ははのじの | 5音 |
| 貸出カード | かしだしかーど | 7音 |
| 一枚を | いちまいを | 5音 |
| 手帳に挟み | てちょうにはさみ | 7音 |
| 返さずにいる | かえさずにいる | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑨閉館の音楽
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 閉館を | へいかんを | 5音 |
| 告げる音楽 | つげるおんがく | 7音 |
| 流れ出し | ながれだし | 5音 |
| 書架のあいだに | しょかのあいだに | 7音 |
| 紙の匂いが | かみのにおいが | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑩窓際の席(秋)
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 窓際の | まどぎわの | 5音 |
| 席が今日から | せきがきょうから | 7音 |
| 空いている | あいている | 5音 |
| 新聞だけが | しんぶんだけが | 7音 |
| 綴じ棒に揺れ | とじぼうにゆれ | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑪年末
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 年末の | ねんまつの | 5音 |
| 書架を一段 | しょかをいちだん | 7音 |
| ずつ拭いて | ずつふいて | 5音 |
| 母の借りない | ははのかりない | 7音 |
| 春を待ってる | はるをまってる | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
作例・短歌⑫旅先
| 句 | よみ | 音数 |
|---|---|---|
| 旅先の | たびさきの | 5音 |
| 海辺の宿の | うみべのやどの | 7音 |
| 朝ごはん | あさごはん | 5音 |
| 干物の皿に | ひもののさらに | 7音 |
| 夏の陽が差す | なつのひがさす | 7音 |
合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり
入れる歌と外す歌を、理由と一緒に決める
| 歌 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| ④と⑨ | ④を入れ、⑨は外す | どちらも閉館の音楽と紙の匂いを詠んでいる。同じ場面を同じ角度で詠んだ二首で、「冷える」と言い切る④のほうが、閉館後の静けさまで届く |
| ②と⑩ | 両方入れる | 同じ窓際の席を、春は「毎朝座る人がいる」、秋は「今日から空いている」と詠んでいる。二首目で読者に新しいものを見せているので、重複ではなく変化の組になる |
| ①と⑦ | 両方入れる | どちらも返却口の歌だが、春の雨と雪の日で季節が違い、⑦では「空のまま」に冬の静けさがある。題の「返却口」とも響く |
| ⑫ | 外す | 歌としては明るく、夏の一首として悪くないが、図書館と母という一冊の一行から外れる。別の歌集か、連作に回す |
| ③⑤⑥⑧⑪ | 入れる | 図書館の一年と、母の不在が少しずつ見えてくる流れに必要 |
十二首から十首が残りました。選歌の基準は、出来の良し悪しだけではありません。同じ場面の重なりは一首に絞り、時間をおいて同じものを詠んだ重なりは残す。そして一冊の一行から外れる歌は、良い歌でも別の本に回します。
一首ずつの言葉を直したい歌が見つかったら、選歌と並行して直します。助詞や語順の見直し方は短歌の推敲のやり方で扱っています。
時系列・主題・感情の変化で、歌順の案を三つ作る
選んだ十首を並べます。案を三つ作って比べると、それぞれの長所と短所が見えます。
作例案A:季節の順(春夏秋冬の四章)
春 ①返却ポスト ②窓際の席(春)
夏 ③恐竜の本 ④閉館
秋 ⑤督促 ⑥取り置き ⑩窓際の席(秋)
冬 ⑦雪の日 ⑧貸出カード ⑪年末
作例案B:主題の二章
一 カウンター ① ③ ② ④ ⑤ ⑩ ⑦
二 母の欄 ⑥ ⑧ ⑪
作例案C:感情の変化(明るさから、喪失を経て、待つ心へ)
③ ① ② ④ ⑤ ⑩ ⑥ ⑦ ⑧ ⑪
| 比べる点 | 案A 季節の順 | 案B 主題の二章 | 案C 感情の変化 |
|---|---|---|---|
| 読者がたどるもの | 図書館の一年。母のことは秋から少しずつ見えてくる | 職場の歌と母の歌を、別々にまとめて読む | 明るい歌から、静かに待つ心へ |
| 母の歌の見え方 | 職場の季節の中に混ざって現れ、言いすぎない | 二章にまとまり、母の歌だと最初から分かる | 後半に集まり、喪失の重さが強く出る |
| 窓際の席の二首 | 春と秋に離れて置かれ、半年の時間が読める | 同じ章の中で近づき、変化がすぐ分かる | 近くに並び、空席の歌が⑥の前に来る |
| 短所 | 季節の語がない歌(②④⑥⑧⑩)の位置は、書き手が決める必要がある | 一章が職場の報告のように平板になりやすい | ③の「夏休み」から①の「春の雨」へ戻り、季節が前後する |
作例では案Aを選びました。一冊の一行にある「言いすぎずに置く」には、母の歌が職場の季節の中に少しずつ混ざる並びが合うからです。案Bは、母を詠んだ歌が多く、それ自体を一冊の柱にしたい場合に向きます。案Cは、季節の語が少ない歌が多いときに使いやすい並べ方です。
短歌は俳句と違い、季語が必須ではありません。案Aのように季節で並べる場合でも、②や⑧のように季節の語がない歌は、前後の歌から季節が読み取れる位置に置きます。
一つの主題で数首を組み、題を付けて一つの作品にする連作の作り方は、短歌の連作の作り方で扱っています。歌集は、そうした連作や一首ずつの歌を、さらに一冊の流れに並べるものです。
一ページの首数と余白を、見開きで決める
並びが決まったら、一ページに何首置くかを決めます。この記事では、一首を一行で組み、一ページに一首から数首を並べる形で考えます。詩集のように一篇ごとにページを改める本や、一句が短い句集とは、一ページに置く量の考え方が変わります。
一首が一行に収まる字数を決める
選んだ十首のうち、表記で一番長い歌は③の26字(かぎかっこを含む)です。一首を途中で折り返さず一行で組むなら、1行の字数を26字以上にします。各首の頭を2字下げて組む場合は、28字以上が必要です。作例では、少し余裕を見て、B6判の縦書きで1行30字にしました。
歌の途中で行が折り返すと、読者は作者の意図した分かち書きなのか、紙面の都合なのか区別できません。長い歌が多い場合は、1行の字数を増やすか、文字を少し小さくします。歌そのものの表記を、紙面に合わせて縮めないでください。
同じ一首を、二つの配置で比べる
⑥「取り置き」の歌を、一ページ一首の配置と、一ページ三首の配置に置いてみます。
| 比べる点 | 配置1:一ページ一首 | 配置2:一ページ三首(秋の三首) |
|---|---|---|
| ページの様子 | ページの中ほどに⑥だけが立ち、上下と左右に大きな余白 | ⑤督促、⑥取り置き、⑩窓際の席(秋)が、2行ずつの空きを挟んで並ぶ |
| ⑥の読まれ方 | 「三日残って」の後の余白に、読者が長くとどまる | 戻らない本、受け取られない本、空いた席と、三つの不在が続けて読まれる |
| 長所 | どの歌も独立して読める。一首の重さが伝わる | 前後の歌が響き合い、秋という季節の流れが見える |
| 短所 | ページ数が首数と同じだけ必要。軽い歌も同じ重さで読まれる | 三つの不在が続くと、言いすぎに感じる読者もいる |
配置2で「言いすぎ」に感じた場合、⑥と⑩の順を入れ替え、⑤⑩⑥にする方法もあります。空いた席の歌を先に置くと、⑥で初めて母の名が出てくる形になり、不在の理由がゆっくり明かされます。どの歌と同じページに並ぶかで、一首の読まれ方が変わることを、見開きで確かめてから決めます。
首数で、一冊のページ数が変わる
一ページの首数は、本の厚さと費用にも直結します。作例の十首は小さすぎるので、同じ書き手がこの先150首の歌集を作る場合で計算してみます。
| 一ページの首数 | 本文のページ数 | 向く歌集 |
|---|---|---|
| 1首 | 150ページ | 首数が少ない歌集、一首ずつ読ませたい歌集 |
| 2首 | 75ページ | 一首の独立と流れの両方を見せたい |
| 3首 | 50ページ | 連作が多い、流れで読ませたい |
| 4首 | 38ページ(最後のページは2首) | 首数が多い。余白が狭くなりやすいので試し刷りで確かめる |
これに本扉、目次、章扉、あとがき、初出一覧、奥付が加わります。ページ数は、製本の方法を選ぶ条件にもなります。たとえばシメケンプリントの案内では、中綴じは4の倍数のページでページ数が多いと使えず、くるみ製本は2の倍数で50ページ以上に対応しています。一ページ三首で本文50ページなら、前後のページを足してくるみ製本の条件に届きます。ペンタローの無線綴じ製本のように、本文16ページから受ける印刷所もあります。注文する印刷所の条件で確かめてください。
判型そのものの選び方は小説同人誌のサイズの選び方で扱っています。小説向けの記事ですが、判型ごとの寸法と、印刷所が対応する判型の確かめ方は歌集でも同じです。
表記・ルビ・初出を一冊でそろえる
歌集では、一首ずつ作った時期や発表した場所が違うため、一冊に並べると表記の揺れが目立ちます。
| そろえること | 確かめ方 |
|---|---|
| 仮名づかい | 新仮名と旧仮名が混ざっていないか。意図して使い分けるなら、その方針を決める |
| ルビ | 難読の語にだけ付けるか、読み方を指定したい語すべてに付けるか。作例の「一葉(ひとは)」のように、読みで音数が変わる語は付ける候補 |
| 数字と記号 | 漢数字にそろえるか。「」や一字空けを使う歌の扱い |
| 分かち書き | 一行で組むか、句の切れ目で空けるか。一冊の中で同じ方針にする |
初出は、歌会に出した歌、新聞歌壇や雑誌に載った歌、ネットに投稿した歌など、最初に発表した場所の記録です。巻末に初出一覧を付けるか、あとがきで「◯年から◯年の作品で、一部は◯◯に発表した」とまとめて記す方法があります。発表後に直した歌は、初出と表記が変わっていることも書き添えておくと、あとで自分が調べるときに迷いません。
新聞歌壇や公募で選ばれた歌を収録するときは、その募集の規定に、掲載作品の扱いについての決まりが書かれていないかを確かめます。規定の読み方や判断に迷う場合は、主催者に問い合わせてください。
奥付・表紙・印刷の準備をする
奥付
奥付には、書名、著者名、発行日、発行者、印刷所、連絡先などを入れます。印刷所によっては記載を求められます。たとえばトム出版の入稿前チェック項目には、奥付に印刷所の名前が入っているかという確認があります。奥付に入れる項目の例は小説同人誌の作り方で表にしています。
ノンブルと白ページ
一ページ一首の歌集や、章扉の多い歌集では、ページ番号を見せたくないページが出てきます。緑陽社の原稿作成の基本では、本文のノンブルは全ページに必要で、見せたくないページにも小さな「隠しノンブル」を入れるよう案内しています。トム出版のチェック項目にも、ノンブルが通し番号で全てのページに付いているかという確認があります。
表紙と印刷
歌集の表紙は、題と著者名だけの文字の表紙にすることもでき、自分で作りやすい部分です。文字の配置の決め方は文字だけの同人誌表紙の作り方で扱っています。絵や写真を使い、デザインまで頼みたい場合は表紙を依頼する方法、印刷所の比べ方は小説同人誌の印刷所の選び方が使えます。出版社に依頼して歌集を出す方法と、自分で作る同人誌の違いは自費出版と同人誌の違いで比べています。
実寸で試し刷りし、声に出して読む
本文を組んだら、拡大縮小なしで印刷し、仕上がりの大きさに切って見開きに並べます。画面では、余白の広さも、隣り合う歌の響きも分かりにくいからです。
確認表歌集の試し刷りで確かめること
-
どの歌も途中で折り返さず、一行に収まっている
-
各首の頭の高さ(字下げ)が、すべてのページでそろっている
-
首と首の間の空きが、すべてのページで同じ
-
章の始まりが、予定どおりのページ(右・左)から始まっている
-
ルビが、隣の行の歌に触れていない
-
旧仮名や特殊な字(踊り字など)が、正しい字形で出ている
-
見開きにしたとき、同じ語や似た結句が近くに並んでいない(並べるなら意図がある)
-
一冊を通して声に出して読み、歌順の流れに引っかかる所がない
-
全ページにノンブル(または隠しノンブル)がある
-
目次の章名とページ番号が、本文と一致している
試し刷りで「この二首が並ぶと似て聞こえる」と気づいたら、歌順の案に戻って入れ替えます。紙の上で読むと、一覧表では気づかなかった語の重なりが見つかることがあります。シメケンプリントの小説原稿の解説では、扉ページを加えたりPDFを結合したりすると左右が逆になることがあると注意しています。章扉を足したら、見開きで左右をもう一度確かめてください。
入稿の直前に、本文・表紙・注文内容・印刷所の指定を照らし合わせる確認は小説同人誌の入稿前チェックで扱っています。
句集・詩集とは、一ページの考え方が違う
同じ短詩の本でも、ジャンルによって紙面の作り方は違います。俳句は一句が短く、一ページに置く句数や余白の取り方が歌集とは変わります。詩は一篇ごとの長さがばらばらで、改行と連の空きを崩さない組み方が中心になります。句集は句集の作り方、詩集は詩集の作り方で、それぞれの作例を使って扱っています。