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発表・本作り

小説同人誌の作り方|作品選びから入稿まで、初めての一冊を作る

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この記事の答え

小説同人誌は、誰に何冊届けるかを先に決め、収録作品、判型とページ数、本文、表紙、予算と締切の順に決めていきます。

  • 書き上がった原稿は「完成原稿」で、印刷所に送れる「入稿データ」とは別物。間に校正・組版・表紙作り・確認の作業がある
  • 部数で印刷の方式と頼む先の候補が変わり、ページ数が決まると表紙の背幅が決まる。決める順番を守ると手戻りが減る
  • 費用は印刷代だけでなく、表紙や組版を頼む費用、送料、予備費まで含めて見積もる
目次

書き上げた小説を紙の本にしたいと思っても、判型、組版、背幅、入稿と知らない言葉が続き、何から決めればよいか分からなくなりがちです。この記事では、架空の短編集『坂の上の郵便局』を一冊にする過程を例に、企画表、目次、仕様表、予算表、工程表を順に作っていきます。読み終えたら、自分の原稿で同じ表を埋め、何を自分でやり、何を頼むかを決められます。

「完成原稿」と「入稿データ」の間にある作業を知る

最初に押さえておきたいのは、小説を書き終えた状態と、印刷所に原稿を送れる状態は違うということです。

段階 手元にあるもの まだ足りないもの
完成原稿 推敲を終えた本文(Wordやテキストのファイル) 誤字の点検、本の形への配置、扉・目次・奥付、表紙
組版済みの本文 判型に合わせて文字を配置し、ページ番号を付けたデータ 最終の読み直し、表紙、印刷所の仕様との照合
入稿データ 印刷所の指定どおりのサイズ・形式の本文と表紙のファイル (注文と入稿)

この間には、性質の違う作業がいくつもあります。

  • 校正:誤字・脱字や表記の揺れを直す。内容を良くする推敲とは別
  • 組版:本文を判型・文字の大きさ・行数に合わせてページに配置する
  • 表紙イラスト:表紙に使う絵を描く
  • 表紙デザイン:題名・作者名の文字や絵を配置し、背表紙を含む表紙のデータにする
  • 入稿前の確認:印刷所の指定とデータを照らし合わせる

それぞれ自分でもできますし、人に頼むこともできます。頼む場合は作業ごとに依頼先が別々になることもあるので、一つずつ「自分でやるか、頼むか」を決めるのがこの記事の最終目標です。

誰に何冊届けるかを決める

最初に決めるのは判型でも表紙でもなく、この本を誰に、何冊届けるかです。部数によって印刷の方式と頼める印刷所が変わり、そこから予算と締切が決まるからです。

届け方 考えること 部数の見積もり方
即売会で頒布する 参加するイベントの日付と、搬入の締切 自分の作品を読んでくれそうな人の数から、少なめに見る
通販で届ける 発送を自分でするか、委託するか 問い合わせや予約の数を目安にする
友人や家族に贈る 渡す相手の人数 人数分に、予備を少し足す
自分の記録として残す 保存用と、読み返し用 1〜数冊

部数が決まると、印刷の方式の候補がしぼれます。たとえばシメケンプリントは「1冊からの同人誌印刷」を案内しており、小説同人誌はA5・B6・A6(文庫判)・A5正方形から選べます。一方、緑陽社の「小説本セット」はオフセット印刷で、注文は30部からです。少ない部数ならオンデマンド印刷、ある程度まとまった部数ならオフセット印刷も候補に入る、というように、部数で比べる相手が変わります。ペンタローの無線綴じ製本のように、文庫判を1部から受け、印刷方式は部数と納期に合わせて印刷所が決めるところもあります。

どちらが安いかは、ページ数・部数・用紙・納期で変わります。同じ仕様をそろえて両方の見積もりを取るのが確実です。印刷所の比べ方は小説同人誌の印刷所の選び方で扱っています。

作例:企画表を一枚にまとめる

架空の短編集で、最初の企画表を作るとこうなります。

項目 『坂の上の郵便局』の記入例
どんな本か 海辺の町の小さな郵便局を舞台にした短編集。局員と町の人の話
届ける相手 即売会で手に取る人、Webで短編を読んでくれた人、局員のモデルにした友人
部数 30部(イベント頒布20、通販8、保存用と贈呈2)
頒布・完成の期限 冬の即売会の当日。そこから入稿締切を逆算する
収録する作品 短編5作、合計約6万字(次の節で選ぶ)
自分でやる作業 推敲、校正(自分で二回読む)、組版、入稿前の確認
頼む作業 表紙イラスト(題名の文字入れは自分でする)

ここで部数を決めておくと、このあとの判型やページ数を決めるときに、印刷所の条件と照らし合わせて迷わずに済みます。

収録作品を選び、並び順を決める

短編集の場合、手元にある作品を全部入れれば一冊になる、とは限りません。一冊として読んだときにまとまりがあるかで選びます。

収録するかどうかを、理由と一緒に決める

『坂の上の郵便局』の候補作は7作ありました。一作ずつ、入れるかどうかと理由を表にします。

作品 字数 状態 判断と理由
速達 約12,000字 Webで公開済み 入れる。町と主人公の局員を紹介する話で、読者が最初に知るべき人物がそろう
局留め 約9,000字 Webで公開済み 入れる。客の側から郵便局を見る話で、視点が変わる
切手のない手紙 約15,000字 未発表 入れる。一番重い話。後半に置く
転居届 約6,000字 未発表 入れる。短く軽い話。重い話の前後の息継ぎになる
最後の集荷 約18,000字 書き下ろし 入れる。局の閉鎖の話で、短編集の結末になる
消印 約4,000字 Webで公開済み 入れない。郵便局は出てくるが、舞台が都会で町の話から外れる
宛名不明 約20,000字 初稿のまま 入れない。推敲が締切に間に合わない。次の本に回す

選ぶときの基準は、次の三つです。

  • 共通するもの:舞台、人物、題材、季節など、一冊を通して読者が受け取るまとまり
  • 完成度:推敲まで終わっているか。締切までに直せない作品は入れない
  • 長さと重さの配分:長い話・重い話ばかりが続かないか

Webで公開した作品を本に入れることもできます。ただし、収録作を後で公募に出したい場合は注意が要ります。同人誌への掲載を「発表済み」とみなす公募もあるので、予定がある作品は小説公募の「未発表」とは?で確認の仕方を見てから決めてください。

並び順は「最初・最後・その間」の順に決める

並び順は、最初の一作と最後の一作を先に決め、その間を配分するとまとまりやすくなります。

作例『坂の上の郵便局』の目次

目次

速達
局留め
転居届
切手のない手紙
最後の集荷

あとがき

位置 作品 そこに置いた理由
1 速達 舞台と主人公を紹介する話。初めて読む人がこの町に入る入口になる
2 局留め 客の視点に切り替えて、町の人の側から局を見せる
3 転居届 次の重い話の前に、短く軽い話を挟む
4 切手のない手紙 一番重い話。読者が町に慣れたところで置く
5 最後の集荷 局の閉鎖で一冊を閉じる。書き下ろしで、既読の読者にも新しい結末

書いた順や公開した順に並べる方法もありますが、それが読む順として自然かは別に確かめます。短い話を最初に置くと読み始めの負担が軽くなる一方、本の世界観を一番よく伝える話を冒頭に置く考え方もあります。どちらを選んでも、なぜその順にしたかを一行で言える状態にしておくと、迷ったときに戻れます。

作品名を並べ替えながら目次の案を比べたいときは、作品集の目次整理が使えます。

判型を決め、ページ数のめやすを出す

判型(本の大きさ)は、文庫判(A6)、新書判、B6、A5などから選びます。選べる大きさは印刷所によって違い、たとえば緑陽社の小説本セットはA5・B6・新書・文庫、シメケンプリントの小説同人誌はA5・B6・A6・A5正方形を案内しています。持ち運びやすさ、一ページの読みやすさ、印刷所が対応しているかで選びます。

判型を決めたら、一ページに入る文字数を仮に決めて、ページ数のめやすを出します。小説は改行や会話でページの下が空くので、字数だけで割ると少なく出ます。作例では、1ページの埋まり具合を仮に7割として計算しました。

作品 字数 計算(38字×15行×0.7=399字/ページ) ページ数
速達 12,000字 12,000÷399=30.1 31
局留め 9,000字 9,000÷399=22.6 23
転居届 6,000字 6,000÷399=15.0 16
切手のない手紙 15,000字 15,000÷399=37.6 38
最後の集荷 18,000字 18,000÷399=45.1 46
本文の合計 60,000字 各話の最後のページは途中で終わるので、話ごとに切り上げる 154

本文のほかに、本扉と白ページ(2)、目次と白ページ(2)、各話の扉とその裏の白ページ(2×5話=10)、あとがき(1)、奥付(1)を足すと、合計170ページです。

次に、印刷所が受け付けるページ数の単位に合わせます。この単位は印刷所や製本方法で違います。

  • 緑陽社の小説本セット(無線とじ)は、2ページ単位で発注する案内です。170ページはそのまま注文できます。
  • シメケンプリントの案内では、中綴じは4の倍数、くるみ製本は2の倍数で本文を作り、注文は4の倍数ページで行います。くるみ製本なら注文より2ページ少なく入稿できるので、172ページで注文し、170ページで入稿する形になります。
  • 同じシメケンプリントの案内では、中綴じはページ数が多いと使えず、くるみ製本は50ページ以上に対応しています。170ページの本はくるみ製本が前提になります。

「同人誌は4の倍数」と覚えていると、この違いを見落とします。注文する印刷所の説明で、製本方法ごとの単位を確かめてからページ数を確定してください。

本文・目次・奥付を用意する

判型とページ数のめやすが出たら、完成原稿を本の本文にします。ここでは三つの作業を分けて考えます。

校正と組版を分けて進める

校正は、組版の前に一度、組版のあとにもう一度行うのが基本の流れです。組版の前に誤字や表記の揺れを直しておくと、組んだあとの修正が少なくなります。組んだあとは、改行の位置やルビ、ページのまたぎ方など、本の形になって初めて見える誤りを確かめます。

印刷所がWord原稿を受け付ける場合でも、印刷所の確認は文章の誤りを見る校正ではありません。たとえば緑陽社のWord原稿作成マニュアルでは、Word入稿時の校正は文字化けなどのシステム的な不具合の確認で、文章の修正はできないと案内しています。誤字の点検は自分でするか、校正として別に頼みます。頼む場合の範囲と料金条件は小説の校正サービスの選び方で比べています。

組版で決めることは、文字の大きさ、1行の字数と行数、余白、ページ番号(ノンブル)の位置などです。具体的な決め方は小説同人誌の本文レイアウトで、同じ場面を三通りに組んで比べています。自分で組むか、組版を頼むかは、小説同人誌の組版は自作か外注かで作業量を比べてから決めてください。

目次と扉を作る

目次は、作品名と始まるページ番号を並べます。ページ番号は組版が終わるまで確定しないので、目次は最後に数字を入れ直す前提で作ります。各話の扉(作品名だけのページ)を入れるかどうかでもページ数が変わるため、先の計算と同じ前提で組みます。

奥付に入れることを決める

奥付は、本の最後に置く発行の記録です。同人誌に決まった書式はありませんが、次の項目がよく入ります。

項目 『坂の上の郵便局』の記入例
書名 坂の上の郵便局
著者名 作者の筆名
発行者 サークル名(個人なら筆名と同じでよい)
発行日 頒布するイベントの日付など
連絡先 公開してよいメールアドレスやWebサイト。住所や本名は載せなくてよい
印刷所 印刷を頼む会社の名前
初出 「速達」「局留め」はWebで公開、ほかは書き下ろし、などの初出の記録

印刷所によっては奥付の記載を条件にしています。たとえばトム出版の入稿前チェック項目には、奥付があり、印刷所の名前が入っているかという項目があります。注文する印刷所の入稿案内で確かめてください。

表紙と印刷仕様を決める

表紙は「絵」と「文字の配置」を別の作業として考える

表紙には、表紙イラストと表紙デザインという二つの作業があります。イラストを描く人と、題名や作者名を配置して印刷用データにする人が同じとは限りません。依頼するときは、どこまでを頼むかをはっきりさせます。

表紙の作り方 向いている場合 自分に残る作業
文字だけの表紙を自分で作る 予算を抑えたい。題名と余白で見せたい 書体選び、文字の配置、背表紙を含むデータ作り
イラストを頼み、文字入れは自分でする 絵は頼みたいが、デザインは自分で決めたい 題名・作者名の配置、背幅に合わせたデータ作り
イラストとデザインをまとめて頼む 表紙作りを任せたい 依頼内容と背幅の情報を正確に伝えること

作例の『坂の上の郵便局』は、イラストだけを頼み、文字入れは自分でする計画にしました。文字だけで作る方法は文字だけの同人誌表紙の作り方、イラストやデザインの依頼範囲と依頼文は小説同人誌の表紙を依頼する方法で扱っています。

背幅はページ数が決まってから確定する

くるみ製本(無線綴じ)の本には背表紙があり、その幅(背幅)はページ数と本文用紙の厚さで決まります。ページ数が変わると背幅も変わるので、表紙データの仕上げは本文のページ数が確定してからにします。表紙を頼む場合は、「背幅は本文確定後に伝える」と最初に共有しておくと、後で慌てずに済みます。

印刷仕様を一枚の表にまとめる

ここまで決めたことを、印刷所の見積もりに入れる形でまとめます。

仕様 『坂の上の郵便局』の記入例 決まるときに見るもの
判型 文庫判(A6) 持ち運び、読みやすさ、印刷所の対応サイズ
綴じ方向 右綴じ(縦書き) 本文が縦書きか横書きか
製本 くるみ製本(無線綴じ) ページ数。多いと中綴じは選べない
ページ数 本文170ページ(印刷所の単位に合わせて確定) 組版の結果と、印刷所のページ単位
本文 モノクロ、小説向けのクリーム系の用紙 印刷所の用紙の選択肢
表紙 カラー、イラスト入り 表紙の作り方と予算
部数 30部 届ける相手の数
納品 自宅に1か所 イベント会場へ直接送るか

この表があれば、印刷所を比べるときに条件をそろえられます。

予算と締切を逆算する

予算は「印刷代+頼む作業+その他」で見る

初めての本で見落としやすいのは、印刷代を総費用だと思ってしまうことです。表紙や組版を頼む場合はその費用、送料、試し刷りの紙代なども必要になります。

費目 金額を決める条件 見積もりの取り方
印刷・製本 判型、ページ数、部数、用紙、表紙の加工、納期 仕様表の内容を、比べる印刷所すべてに同じ条件で入れる
表紙イラスト 依頼の範囲、使ってよい範囲、納期 依頼先に仕様と納期を伝えて見積もりを取る
表紙デザイン 文字入れや背表紙のデータ作りまで頼むか イラストと別料金か、込みかを確かめる
組版 ページ数、ルビの量、修正回数、納品の形 原稿の状態とページ数をそろえて見積もりを取る
校正 字数、見る範囲 字数と範囲をそろえて見積もりを取る
送料・搬入 納品先の数、会場への直接搬入の有無 印刷所の送料と、通販の発送費を別に足す
試し刷り 家庭用プリンターの紙とインク 全ページを1回刷る分を見込む
予備費 修正の追加、特急料金など 合計の1割など、自分で決めた割合を足しておく

作例の『坂の上の郵便局』では、組版と校正は自分でするので費用はかからず、表紙イラストの依頼費、印刷代、送料、試し刷り、予備費の五つで見積もります。金額は依頼先と仕様で変わるため、ここでは費目と条件だけを示しています。合計を部数で割ると、一冊あたりの費用が出ます。

締切は入稿日から逆に並べる

締切は、頒布する日ではなく印刷所の入稿締切から逆算します。入稿締切は印刷所、印刷方式、オプション、イベントの搬入の有無で変わります。たとえば緑陽社の小説本セットでは、表紙込み200ページ以上の場合やWord入稿の場合に締切が1営業日早まると案内しています。シメケンプリントは、通常の注文で入稿日から10日以内に届くよう発送すると案内しています。自分が使う印刷所の締切を最初に調べ、そこを起点にします。

作例の工程表は次のとおりです。週数は、依頼先の納期や自分の作業時間に合わせて変えてください。

入稿締切から 工程 担当
10週前 企画表・目次・仕様表を作る。印刷所の締切を調べる 自分
10週前 表紙イラストの依頼先を決め、仕様と納期を相談する 自分→イラスト担当
8週前 書き下ろし「最後の集荷」の推敲を終え、全作の原稿を確定する 自分
7週前 組版前の校正(全作を通して表記をそろえる) 自分
6〜4週前 組版。各話を組み、目次・扉・奥付を作る 自分
4〜3週前 組んだ本文を試し刷りして読み直し、直す。ページ数を確定する 自分
3週前 背幅を計算し、表紙イラストに文字を入れて表紙データを作る 自分
1週前 入稿前の確認(本文・表紙・注文内容の照合) 自分
締切日 入稿と注文 自分

表紙イラストの依頼を最初の週に置いているのは、依頼先の予定が埋まっていると着手が遅れるからです。一方で背幅はページ数が決まるまで分からないので、イラストは早く、表紙データの仕上げは遅くという二段階になります。

入稿前に本文・表紙・注文内容を照らし合わせる

入稿の直前には、本文・表紙・注文内容が互いに食い違っていないかを、次の項目で確かめます。

確認表入稿直前の最低限の確認

  • 本文のページ数が、注文するページ数(印刷所の単位に合わせたもの)と合っている
  • 本文のページ順が目次どおりで、各話の扉・白ページ・奥付の位置が予定どおり
  • 表紙の背幅が、確定したページ数と用紙で計算した数値になっている
  • 本文と表紙のファイルが、印刷所の指定するサイズ・形式になっている
  • 奥付の発行日・印刷所名・連絡先が正しい
  • 実寸で試し刷りし、文字の大きさと余白を紙の上で確かめた

このほか、フォントの埋め込み、ルビの欠け、塗り足しなど、データの種類ごとに見る点があります。本文と表紙を分けた確認表と、不備の見つけ方は小説同人誌の入稿前チェックで扱っています。

自分でやる作業と頼む作業を決める

最後に、ここまでの作業を一覧にして、自分でやるか頼むかを決めます。作例の判断も並べておきます。

作業 自分でやりやすい条件 頼むことを考える条件 『坂の上の郵便局』
校正 字数が少ない。読み直す時間がある 長編、固有名詞や設定が多い 自分
組版 ルビや図版が少なく、Word等で組める ルビ・章扉が多い、時間がない 自分
表紙イラスト 自分で描ける、文字だけの表紙にする 絵を載せたいが描けない 依頼
表紙デザイン 題名と作者名を置くだけ 背表紙を含むデータ作りに不安がある 自分
入稿前の確認 どの場合も自分で行う ― 自分

入稿前の確認だけは、どこまで頼んでも自分の作業として残ります。印刷所の確認はデータの不具合を見るもので、作品の中身まで見てくれるわけではないからです。

一つの表で全体が見えたら、あとは工程表の順に進めます。初めての一冊では、すべてを完璧にするより、仕様表と工程表を守って入稿まで終えることを目標にすると、次の本で何を変えるかがはっきりします。