本文へ移動
短歌

短歌の比喩の作り方|似ている点を選び、言いすぎを減らす

PRこの記事には広告リンクを含みます。広告と紹介の基準

この記事の答え

短歌の比喩は、似ている物の名前を足すことではなく、伝えたい感覚と同じ性質を持つ物を一つ選ぶことです。

  • 先に、伝えたいものの性質(強さ・動き・速さ・温度など)を書き出し、その一つを持つ物を探す
  • 比喩を使わない案も作り、比喩のほうが場面がよく伝わるときだけ採る
  • 一首に比喩は一つ。たとえられる側の具体物(手・指など)は歌に残す
  • 決まり文句、共通点が見えない比喩、場面より大げさな比喩は、観察に戻して選び直す
目次

比喩を入れたら一首が大げさになった、何をたとえたのか分からないと言われた。そうなる原因の一つは、先に「何にたとえるか」を探して、「何が似ているのか」を決めていないことです。この記事では、架空の場面「眠っている赤ちゃんの手に触れると、指を握られた」を一つ決め、その感覚の性質を書き出すところから、比喩を使わない案、直喩の案、隠喩の案を作って詠み比べます。決まり文句や大げさな比喩の直し方も同じ場面で示すので、読み終えたら、自分の歌の比喩が何と何のどの性質を重ねているかを説明し、要らない比喩を外せるようになります。

短歌の比喩は、共通点を一つ選んで渡すこと

比喩には、伝えたいもの(たとえられる側)と、借りてくるもの(たとえる側)の二つが出てきます。読者は、借りてきた物について知っていることを使って、伝えたいものの性質を受け取ります。このとき渡しているのは、物の名前ではなく、二つが共有している性質です。

短歌は三十一音しかありません。この記事の作例でも、比喩一つに七音から十四音、つまり一首の四分の一から半分ほどを使っています。そのぶん、場面を書く音が減ります。比喩は、場面を書く音を削ってでも入れる価値があるときに使うものだと考えておくと、入れすぎを防げます。

比喩の主な形は二つです。

形 辞典の説明 短歌での目印の例
直喩 二つの事物を直接比べて示す。「ようだ」「ごとし」などで比較を示す(デジタル大辞泉) ような・ように・みたいに・ごとく
隠喩 「ようだ」「ごとし」などを使わず、対象の特徴を別のもので直接表す(デジタル大辞泉) 目印なし。AをBとして書く

ブリタニカ国際大百科事典は、「〜みたいだ」を使う比喩も直喩に含め、隠喩は直喩より印象深く伝えることを目的とするため、新鮮なたとえが必要だと説明しています。日本大百科全書は、直喩は論理的で説明的、隠喩は省略的で感性的とされると述べています。短歌でもこの違いはそのまま表れます。後で同じ比喩を両方の形で詠んで確かめます。

比喩の作り方そのもの(性質の書き出し方や、決まり文句の直し方)は、散文の例で比喩表現の作り方にまとめています。この記事では、三十一音の中で比喩をどう使い、どこで外すかに絞ります。

感覚の共通点を探す:観察メモから候補を出す

この記事で詠む場面は次のとおりです。

作例場面のメモ(架空)

生まれて二週間の姪に会いに行った。眠っている姪の手のひらに人差し指で触れると、思ったより強い力で握られた。小さな五本の指が巻きついて、抜こうとしても放さない。握っている姪の爪の先が、少し白くなっていた。

比喩を探す前に、伝えたい感覚の性質を書き出します。「かわいい」「小さい」で止めずに、強さ、動き、速さ、形に分けます。それぞれの性質について、同じ性質を持つ物を探すと、次のような候補が出ます。

子の手の性質 借りてくる物の候補 共通点 一緒に運ばれる印象
小さいのに、思ったより強い 洗濯ばさみ 小さな物が、しっかり挟んで放さない 日用品の親しさ、少しのおかしみ
小さいのに、思ったより強い 蟹のはさみ 挟んだら放さない 痛さ、攻撃。眠る赤ちゃんの場面とずれる
指に巻きついて放さない 朝顔の蔓 触れた物に巻きつき、支えにして伸びる 朝の光、育っていくもの、すがる力
触れたとたんに閉じる おじぎ草 触れると閉じる 身を引く、恥じらい。「つかまえる」とは逆向き
すがって離さない 命綱 体を預けて離さない 命の危険、切迫感
手の形 もみじ 五つに分かれた小さな形 よく使われる言い方。開いた手の形

表の右端の列が大事です。借りてきた物は、選んだ共通点だけでなく、その物が持つほかの性質も一緒に運んできます。蟹のはさみは「挟んだら放さない」点では合っていますが、痛さまで連れてきます。おじぎ草は「触れると閉じる」点で似ていますが、身を引いて閉じる植物なので、赤ちゃんが指をつかまえる場面とは向きが逆です。候補を選ぶときは、共通点が合うかと、ほかに運ばれてくる印象が場面と合うかの両方を見ます。

場面そのものが決まっていない、何を詠むかで迷っている段階なら、比喩より先に短歌の題材の見つけ方で一首の中心になる場面を選びます。

比喩を使わない案を、先に作る

比喩の案を作る前に、比喩を使わずに書いた案を一つ作っておきます。これが比べる基準になります。比喩の案がこれより場面を伝えられなければ、比喩は要りません。

この記事の作例は、上の句を同じにして、下の句だけを入れ替えていきます。

作例・短歌比喩を使わない案

眠る子の手のひらに触れ握られる小さな爪の白くなるほど
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
小さな爪のちいさなつめの7音
白くなるほどしろくなるほど7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

強さを「強い」と言わずに、メモにあった事実(握っている爪の先が白くなる)で伝えています。比喩はありませんが、どれほどの力で握られたかは見えます。こうした見たままの細部が書けるときは、比喩なしのほうが場面がはっきりすることもあります。

三つの比喩候補を、同じ上の句で詠み比べる

観察メモの候補から、三つを選んで下の句にしました。

作例・短歌候補1:洗濯ばさみ(直喩)

眠る子の手のひらに触れ握られる洗濯ばさみみたいにかたく
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
洗濯ばさみせんたくばさみ7音
みたいにかたくみたいにかたく7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

作例・短歌候補2:蔓と支柱(直喩)

眠る子の手のひらに触れ握られる蔓が支柱を巻くようにして
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
蔓が支柱をつるがしちゅうを7音
巻くようにしてまくようにして7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

作例・短歌候補3:命綱(隠喩)

眠る子の手のひらに触れ握られるわたしの指を命綱にし
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
わたしの指をわたしのゆびを7音
命綱にしいのちづなにし7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

比べる点 候補1 洗濯ばさみ 候補2 蔓と支柱 候補3 命綱
重ねた性質 小さいのに強く挟む力 巻きつき、支えにして離れない動き すがって離さない関係
共通点の見えやすさ 見えやすい。「かたく」で性質まで言っている 見えやすい。蔓と支柱の関係がそのまま指の関係になる 見えるが、場面より重い
運ばれてくる印象 日用品のおかしみ。軽い 育つもの、頼るもの。やわらかい 命の危険。切迫感
実際の握り方との一致 洗濯ばさみは二方向から挟む。五本の指で包む握り方とは少し違う 五本の指が巻きつく様子に近い 動きではなく関係を重ねている

候補1は、強さがすぐ伝わる一方で、洗濯ばさみの「挟む」動きが、赤ちゃんの「包むように握る」動きとは少しずれます。「かたく」は共通点をそのまま言った言葉で、直喩らしい分かりやすさがありますが、説明に近づいています。

候補2は、指の巻きつく動きと、蔓が支柱に巻く動きが重なります。さらに、蔓は支柱を頼りに伸びていくので、「この子はこれから、誰かを支えにして育つ」という連想まで運ばれてきます。この連想が場面に合うかどうかが、候補2を選ぶかどうかの分かれ目です。

候補3は、関係の比喩としては分かりやすいのですが、眠っている赤ちゃんの場面に、命綱が持つ危険や切迫感は合いません。場面より大きな言葉を借りると、比喩だけが目立って、一首が大げさになります。

直喩と隠喩を、同じ比喩で試す

候補2の蔓を、隠喩にしてみます。

蔓の比喩を、直喩から隠喩へ

直喩

作例・短歌直喩:巻くようにして

眠る子の手のひらに触れ握られる蔓が支柱を巻くようにして
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
蔓が支柱をつるがしちゅうを7音
巻くようにしてまくようにして7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

隠喩

作例・短歌隠喩:わたしの指に蔓

眠る子の手のひらに触れ握られるわたしの指に朝顔の蔓
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
わたしの指にわたしのゆびに7音
朝顔の蔓あさがおのつる7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

変更の理由

  • 直喩の案は「蔓が支柱を巻くように」と、たとえる側の関係(蔓と支柱)を言葉で説明しています。読者は迷わずに共通点を受け取れますが、そのぶん下の句が説明に使われます。
  • 隠喩の案は「ように」を外し、指に巻きついた赤ちゃんの指を、いきなり「朝顔の蔓」と呼んでいます。上の句で「握られる」と書いてあるので、読者は自分で、握る指と蔓を重ねます。
  • 隠喩にしたことで音が空き、「朝顔」と具体的に書けました。朝の光の中で伸びていく植物の姿まで加わります。
  • 失ったもの:直喩の案にあった「支柱」です。わたしの指が支えになっている、という関係は、隠喩の案では読者が補うことになります。

直喩は共通点を説明できるぶん確実に伝わり、隠喩は説明を省くぶん読者に重ねる作業を任せます。隠喩は、前後の句で「何が何になったのか」が分かるときに働きます。この作例では、上の句の「握られる」がその支えになっています。

比喩の目印の言葉は、音数と調子も変えます。短歌では、目印を替えるだけで一首の音数が整うことがあります。

目印 音数 調子
ように・ような 3 標準的。話し言葉にも書き言葉にもなじむ
みたいに・みたいな 4 くだけた話し言葉
ごとく・ごとき 3 文語の調子。口語の歌に入れると浮くことがある

比喩は一首に一つに絞る

候補がどれもよく見えると、二つとも入れたくなります。

二つの比喩を、一つに絞る

修正前

作例・短歌比喩を二つ重ねた案

眠る子の手のひらに触れ握られる朝顔の蔓洗濯ばさみ
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
朝顔の蔓あさがおのつる7音
洗濯ばさみせんたくばさみ7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

修正後

作例・短歌比喩を一つにした案

眠る子の手のひらに触れ握られるわたしの指に朝顔の蔓
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
わたしの指にわたしのゆびに7音
朝顔の蔓あさがおのつる7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

変更の理由

  • 修正前は、蔓(巻きつく)と洗濯ばさみ(挟む)という、動きの違う二つの像が並んでいます。読者は、巻きついたのか挟んだのか、一つの手を思い浮かべられません。
  • 三十一音の中で比喩が二つになると、下の句がすべて比喩で埋まり、場面(わたしの指)を書く音がなくなります。
  • 修正後は蔓だけを残し、空いた四句に「わたしの指に」と、たとえられる側の具体物を戻しました。

たとえられる側の具体物を残す

比喩に気を取られると、何をたとえているのかを書く音が削られていきます。さらに、共通点を比喩の前で説明してしまうと、比喩の役目がなくなります。

説明と比喩の重複を外し、具体物を戻す

修正前

作例・短歌説明を重ねた案

小さくて強い力で握られる洗濯ばさみみたいにかたく
句よみ音数
小さくてちいさくて5音
強い力でつよいちからで7音
握られるにぎられる5音
洗濯ばさみせんたくばさみ7音
みたいにかたくみたいにかたく7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

修正後

作例・短歌具体物を戻した案

眠る子の手のひらに触れ握られる洗濯ばさみみたいにかたく
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
洗濯ばさみせんたくばさみ7音
みたいにかたくみたいにかたく7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

変更の理由

  • 修正前は、「小さくて強い力」と共通点を先に説明し、そのあと洗濯ばさみの比喩でもう一度「かたく」と言っています。同じ性質を三回伝えていて、比喩が何も加えていません。
  • しかも、誰に握られたのかが一首から消えています。洗濯ばさみの比喩だけが残り、赤ちゃんの場面は読者に届きません。
  • 修正後は、説明の言葉を外して「眠る子の手のひらに触れ」と場面に戻しました。比喩が働くのは、たとえられる側(眠る子の手)が見えているときです。

決まり文句と、伝わりにくい比喩を点検する

比喩の案ができたら、二つの方向から点検します。よく見かける言い方になっていないか(陳腐さ)と、共通点が読者に見えるか(伝わりにくさ)です。

作例・短歌決まり文句の比喩

眠る子の手のひらに触れ握られるもみじのような小さなこぶし
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
もみじのようなもみじのような7音
小さなこぶしちいさなこぶし7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

赤ちゃんの手をもみじにたとえる言い方は、日常でもよく使われます。読者が「よく聞く言い方だ」と受け取ると、場面を思い浮かべる前に読み流されやすくなります。さらにこの案では、もみじ(五つに開いた葉の形)を、握った手(こぶし)に使っていて、形が合っていません。伝えたかった「握られた強さ」は、どこにも書かれていません。

作例・短歌共通点が見えない比喩

眠る子の手のひらに触れ握られる夜明けのようなやさしい力
句よみ音数
眠る子のねむるこの5音
手のひらに触れてのひらにふれ7音
握られるにぎられる5音
夜明けのようなよあけのような7音
やさしい力やさしいちから7音

合計31音(5・7・5・7・7)/短歌の基準どおり

こちらは、決まり文句ではありませんが、夜明けと握る力のどこが似ているのかが読者に見えません。「美しい」「大きい」言葉を借りると、雰囲気は出ても、共通点が見えなくなりがちです。また、観察メモで握る力は「思ったより強い」ものでしたが、「やさしい」と書いたことで、伝えたかった感覚からもずれています。

点検の目安をまとめます。

点検する問い 当てはまるときに起きること 直し方
同じ言い方を、ほかでもよく見かけるか 読者が場面を想像する前に読み流す 観察メモに戻り、その場でしか見えなかった性質を選び直す
何と何の、どの性質が似ているかを一行で言えるか 言えなければ、読者にも見えない 共通点を言える物に替える。言えないなら比喩を外す
借りた物の印象が、場面の気分と合っているか 痛さ、危険などの余計な印象が一首を引っぱる 同じ共通点を持つ、印象の合う物を探す
借りた物が、場面より大きすぎないか 比喩だけが目立ち、大げさになる 身の回りの物から選ぶ
比喩がなくても、場面が伝わらないか 比喩が飾りになっている 比喩を使わない案と比べ、伝わり方が同じなら外す

比喩を使うか、使わないかを決める

最後に、比喩を使わない案と、残った比喩の案を並べ、何と何のどの性質を重ねたかを書き出して選びます。

案 何と何を重ねたか 重ねた性質 残るもの
比喩なし(小さな爪の白くなるほど) 重ねていない なし。爪の白さという事実で強さを見せる 握る力の強さと、爪の小ささ
候補1(洗濯ばさみ直喩) 赤ちゃんの手と洗濯ばさみ 小さいのに強く挟む力 強さと、少しのおかしみ
隠喩(わたしの指に朝顔の蔓) 赤ちゃんの指と朝顔の蔓、わたしの指と支え 巻きつく動きと、支えにして伸びる関係 巻きつく指と、育っていく命

強さだけを伝えたいなら、比喩なしの案で十分です。爪の白さという事実のほうが、どの比喩よりも確かです。強さに加えて、この子がこれから育ち、自分がその支えになるかもしれないという関係まで一首に入れたいなら、朝顔の蔓の隠喩を選ぶ理由があります。比喩は、比喩なしでは届かないものを足せるときに使います。

手順比喩を選ぶ手順

  1. 伝えたい感覚の性質を、強さ・動き・速さ・形・温度などに分けて書き出す。
  2. 性質ごとに、同じ性質を持つ身近な物を探し、「一緒に運ばれる印象」も書く。
  3. 比喩を使わない案を一つ作る。
  4. 比喩の候補を二つか三つ、同じ上の句(または下の句)に入れて一首にする。
  5. 気に入った比喩を、直喩と隠喩の両方で詠んでみる。
  6. 比喩なしの案と並べ、何と何のどの性質を重ねたかを一行で書けた案から選ぶ。

比喩の目印を替えたり、具体物を戻したりすると、音数が変わります。読みを入れて句ごとに数えるときはかな入力の音数確認が使えます。

自分の歌で、比喩を選び直す

練習一首の比喩を三通りに詠み直す(20分)

  1. 比喩を使った自作の歌を一首選び、その比喩で伝えたかった感覚の性質を三つ書き出します。
  2. 比喩を外して、見たままの事実で書いた案を一つ作ります。
  3. 三つの性質から一つずつ、別の比喩の候補を作り、それぞれ一首にします。
  4. すべての案について「何と何の、どの性質を重ねたか」を一行で書き、書けなかった案と、比喩なしの案と伝わり方が変わらない案を外します。

確認表短歌の比喩の確認表

  • 比喩で伝えたい性質(強さ・動き・速さ・形など)を一つに決めた
  • 何と何の、どの性質を重ねたかを一行で言える
  • 借りた物が運んでくるほかの印象が、場面の気分と合っている
  • 借りた物が、場面より大げさになっていない
  • よく見かける言い方(決まり文句)になっていない
  • 一首の中の比喩は一つにしぼった
  • たとえられる側の具体物(手・指など)が、一首に残っている
  • 比喩の前後で、共通点を言葉で説明し直していない
  • 比喩を使わない案と比べ、比喩のほうが伝わると判断した
  • 目印の言葉(ように・みたいに・ごとく)の調子が、一首の文体と合っている